ポンポン山

吉見町田甲の
高負彦根神社の境内裏には、見晴らしのよい岩山があります。この山の中腹に登って足を踏み鳴らすと、ポンポンといい音がします。
そこには、こんな言い伝えが残っています。
その昔、ある長者が財宝の隠し場所を捜していました。長者はある日、高負彦根神社に詣で、「いちばんいい財宝の隠し場所を教えてください」とお伺いをたてました。すると神様のお告げがあり、「この岩山に埋めろ。私が守ってやろう」というものでした。そこで長者は大変安心して、財宝をこの山に埋めたそうです。

それからしばらくして、長者の隠した財宝を盗もうと盗人が山に入り込みました。すると突然、山がポンポンと山鳴りを起こしたので、盗人は恐れおののき、震えながら山をおりました。それ以降だれも、財宝を盗み出しに行くものはいなかったということです。このようにして財宝は永い間、安全に埋まっていたということですが、あまりにも古い話なので、その後の財宝の行方は、近在の人たちの間でも知る者はいなくなったということです。
今では、こうした話の名残として、岩山はポンポン山と呼ばれており、山には神霊がいるといわれています。
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