性的少数者(LGBTQ)への理解を深めましょう
性の3要素とは?
性について理解するには、次の3つの要素の組み合わせで考えます。
- 「身体の性」 生物学的な性。
- 「性自認」 自分がどの性であるかの認識。「心の性」ともいう。
- 「性的思考」 恋愛感情や性的な関心がどの性別に向かうかの指向。
性的少数者「LGBTQ」とは?
「LGBTQ」という言葉を聞いたことがありますか?
社会には男性と女性いずれかの性に当てはまる人だけでなく、「身体の性」と「心の性」が一致しない人や、同性を好きになる人がいます。
そうした社会的には少数となる性的少数者を表す総称に1つに、代表的な性的少数者の頭文字をとって作られた「LGBTQ」という言葉があります。
L:レズビアン(女性の同性愛者)
G:ゲイ(男性の同性愛者)
B:バイセクシャル(両性愛者)
T:トランスジェンダー(「身体の性」と「心の性」が一致しない人)
Q:クエスチョニング(性的志向や性自認がはっきりしていない人)
性的少数者(LGBTQ)について、「私の周りにはいない」と感じる人もいるかもしれませんが、差別や偏見を受けることを恐れ、自分が性的少数者(LGBTQ)であることを秘密にしたまま生きている人も少なくありません。
すべての人が個人として尊重されるよう、多様性を認め合い、誰もが自分らしく生き生きと暮らせる社会の実現を目指し、多様な性のあり方について理解を深めましょう。
性的少数者はこのようなことに困っています。
性的少数者の方々は、周囲の理解不足や偏見などにより、生活の中でさまざまな困難に直面しています。
学校:性自認と異なる制服が嫌で学校に行けなくなる。
職場:トランスジェンダーであることを伝えたら内定を取り消された。
医療:トランスジェンダーの当事者は、病院の受付で戸籍名で呼ばれると、周りから不審な目で見られるため受診しづらい。
住宅:不動産会社で賃貸住宅に入居の申込みを行ったら、同性カップルを理由に断られた。
吉見町における取組状況
吉見町では、「第六次吉見町総合振興計画」、「吉見町人権施策基本方針(第2次改定)」に基づき、次のような取組等を行っています。
- 町の申請書等における性別記載欄の見直し
- 町庁舎の多目的トイレ(1階、3階)の案内
- 専門相談窓口の案内
- パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度
この記事に関するお問い合わせ先
自治財政課 人権政策室 相談係
〒355-0192
埼玉県比企郡吉見町大字下細谷411
電話番号:0493-54-1515
ファックス:0493-54-1535
更新日:2024年09月20日