アカミミガメ(ミドリガメ)・アメリカザリガニに関するお知らせ

更新日:2023年05月01日

外来生物法の改正に基づき、アカミミガメ・アメリカザリガニが「条件付特定外来生物」に指定され、令和5年6月1日以降、野外への放出、輸入、販売、購入、領布等を許可なしに行うことが禁止されます。
規制内容のほか、新たな飼い方等については以下のリンクをご覧ください。

アカミミガメ(ミドリガメ)について

1950年代後半にペットとして輸入され、以来「ミドリガメ」の名称で販売されていたため、簡単に入手できました。
小さいうちは飼育が容易ですが、長生きする上に、成長すると攻撃的になることがあるため、捨てられることもあり、現在では日本各地で定着が進んでいます。
アカミミガメが在来のカメ類と餌等を巡って競合し、定着地域では在来のカメ類のほか水生植物、魚類、両生類、甲殻類等への影響など生態系等への被害を及ぼすことが懸念されています。

アカミミガメの特徴

アカミミガメ

アカミミガメ(成体)

・側頭部に赤い斑がみられます。
・甲羅に黄色や黒の縞模様が入ります。
・幼体は特に鮮やかな緑色をしています。
・成長したオスは、体色がくすんで茶褐色になり、模様がなくなることがあります。
・甲羅の長さが雄は20cm、雌は28cm、体重は2.5kg 程度で、雄より雌のほうが大型になります。

アメリカザリガニについて

1927年にウシガエルの餌として利用する目的で27匹(20匹との説あり)のアメリカザリガニが神奈川県に輸入されました。
その後、ウシガエルの養殖場が閉鎖された影響で、アメリカザリガニが附近に逃げ、繁殖が始まり、1930年代に、東京、埼玉、千葉方面へ伝搬。1960年代には北海道を除く国内都府県へ伝搬したとされています。この原因は、自然分散のほか、人による持ち運びがあったものと想定されます。
アメリカザリガニが在来のザリガニ類へ病気を媒介するほか、在来の水生植物、水生昆虫類、魚類、両生類等への影響など生態系等への被害を及ぼすことが懸念されています。また、農林水産被害も報告されています。

アメリカザリガニの特徴

アメリカザリガニ

アメリカザリガニ

・成体は赤から赤褐色で、若齢個体は淡褐色、黄褐色、緑泥色をしています。
・全長は通常10cm程に成長し、最大で15cm程になります。
・ハサミの幅が細く、赤みを帯び、全体的にとげがあります。
・頭部の先端のとげは鋭く、短いです。

環境省からのお知らせ、各種リーフレットなど

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